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　明治安田Jリーグの2025シーズンが幕を開けた。オフの期間には選手の出入りがあり、各クラブはそれぞれ新たな選手を迎え入れている。今回は、J2リーグ全20クラブの陣容を分析し、戦力をランキング化した。※情報は16日時点。本ランキングは戦力評価であり、順位予想とは主旨が異なる。

5位：北海道コンサドーレ札幌

戦力評価：A
2024順位：19位（J1）
監督：岩政大樹

　2024シーズンにJ1で19位となり、2016シーズン以来となるJ2へ降格した北海道コンサドーレ札幌は、主力選手が流出する厳しいオフを迎えた。岡村大八、菅大輝、鈴木武蔵らがチームを去り、その穴をどう埋めるかが重要な課題となる。

　最終ラインは、中村桐耶、髙尾瑠、大﨑玲央といった昨シーズンからのメンバーを軸に、期限付き移籍から岡田大和と西野奨太の2人が復帰。若手の成長に期待がかかるが、岡村の抜けた影響を完全に補えるかは不透明だ。

　中盤では高嶺朋樹の復帰は大きい。札幌の育成組織出身である高嶺は、昨年夏に柏レイソルからベルギーのコルトレイクに移籍し、定位置を確保していたにもかかわらず、J2へ降格した札幌を救うべく復帰。戦力面はもちろん、チームのけん引役としての活躍も期待される。

　前線は、昨年夏に加入したジョルディ・サンチェス、アマドゥ・バカヨコ、キングロード・サフォの外国人FWに加え、白井陽斗が中心となる。昨シーズン後半戦の札幌はJ1で奮闘していたと言えるだけに、J2では十分に戦力を発揮できるだろう。

　さらに、昨シーズン後半に水戸ホーリーホックに期限付き移籍し、リーグ戦4得点を記録した中島大嘉のブレイクにも期待がかかる。

　2018年から続いたミハイロ・ペトロヴィッチ体制が終わり、岩政大樹新監督のもとで新たなスタートを切る札幌。J1復帰を果たすために、どのようなチーム作りを見せるのか注目が集まる。