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【写真：Getty Images】

前田の移籍可能性は？

　スコティッシュ・プレミアシップ第28節、セルティック対アバディーンが現地時間25日に行われた。試合はセルティックが5-1の勝利を収めている。この試合にスタメン出場し2ゴールを決めたサッカー日本代表FW前田大然の今夏の去就について、英メディア『BBC』が注目していた。

　アバディーンとの試合では、前田、そして同じくサッカー日本代表MFの旗手怜央が先発出場していた。24分、そして後半アディショナルタイムに、前田は合計2ゴールを決める活躍を見せている。

　この試合での2ゴールによって、今季の前田は公式戦合計25ゴール9アシストを記録。さらに、スコットランドリーグにおいては合計11ゴールとなり、得点ランキング1位のFWサム・ドルビー（ダンディー・ユナイテッド）とはわずか1点差と、得点王の座も見えてきた。

　同メディアは、「25ゴール。9アシスト。計り知れない労働倫理」と題して、今季の前田の活躍ぶりについて次のような賞賛のコメントを送っている。

「セルティックの前田大然は、キャリアで最も実りあるシーズンを迎え、輝きを放ち続けている。この日本代表フォワードは、この試合で25ゴール目を挙げ、その実力を証明した。今シーズンのリーグ戦で、彼は25試合に出場して11ゴールを決めており、シュート精度は46％を誇っている。彼はスコットランドの年間最優秀選手に選ばれる最有力候補だろう」

　また、チームを率いるブレンダン・ロジャーズ監督も、前田が現在のセルティックの「シンボル」的存在であり、今季の活躍ぶりによってビッグクラブの関心を引く可能性は高いだろうと言及していた。

　『BBC』は「セルティックは得点力抜群の前田を留めるために苦戦することになるだろうか」と述べた上で、「古橋が新たな冒険に乗り出したことで、クラブはすでに日本の象徴的な選手を一人失っている。今夏、さらに2年間の契約が残っている前田を引き留める戦いに直面することになるのだろうか」と、仮に他のクラブが前田獲得に動いた場合、セルティックは引き止めに苦労する可能性が高いと指摘している。