「このレベルで満足するようだと…」
――アディショナルタイムは6分です。
「6分で2点取れるので、『信じたい!』と言いたいところですが、さすがに信じることはできません(苦笑)」
――試合終了です。日本は0-2で敗れ、準決勝敗退です。
「全体的に見て五分五分の展開だったと思いますが、大事なところでオーストラリアは日本を上回りました」
――この試合で、良かった選手はいますか?
「途中交代で流れを少し変えた大関は良かったですね。それから中島は大きな貢献はできませんでしたが、細かいところでクオリティーを見せることができたと思います」
――大会を振り返って、日本が得た収穫はなんでしょうか?
「細かいところが大事な要因だと再確認出来たことが良かったと思います。守備はより積極的にやらないといけないし、ゴール前でチャンスが来たら、必ず活かさないといけません。『次で決める!』ではなく、『絶対今回決める!』という意識は重要だと思います」
――チリでのW杯本大会で上位に行くためには、どのような課題がありますか?
「まずは簡単に失点しないことです。相手が主導権を握れば、追い付くことは非常に難しいです」
――チームとしても個人としてもさらにレベルアップしないと厳しそうですね。
「その通りです。各選手もチームとしてもこのレベルで満足するようだと、何も残りません」
――出場権を得られたのが唯一の救いでした。今日もありがとうございました。
▽語り手:ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。『ニッポンとサッカー 英国人記者の取材録』『英国人から見た日本サッカー “摩訶不思議”ニッポンの蹴球文化』の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。
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【了】