17位:サガン鳥栖
総フォロワー数:191,707人
X:127,707人(16位)
Instagram:64,000人(15位)
今回のランキングで複数のJ2クラブが上位20位に入っているが、いずれもJ1経験があるチームだ。今季はJ2を戦うサガン鳥栖もそのなかのひとつである。
昨シーズンまで14年にわたって国内最上位リーグでしのぎを削ってきたが、鳥栖市は東京や大阪のような大都市と比べるとやや規模が小さめだ。市の公式発表によれば、今年1月時点の人口は74,433人。同じ九州でプロサッカークラブを持つ福岡市(約166万人)や熊本市(約74万人)などと比較しても、その差は明らかだろう。
つまりサガン鳥栖は、より地域との繋がりを強化しながら他県へのアピールにも注力する必要があるということだ。J1返り咲きを目指す上でも、集客面の工夫は不可欠と言って良いだろう。その施策のひとつがSNSであり、同クラブはXもインスタグラムもJ1クラスを維持している。
間欠的にSNS上でキャンペーンも行われており、昨年2月には鳥栖市内各地に設置された選手パネルとフォト企画が開催された。多くのファン・サポーターが「#2024サガン鳥栖開幕」「#2月24日は駅スタへ」といったハッシュタグを付けて写真と応援メッセージを投稿したが、他のJ1クラブと比べるとサイトのUIや視認性は改善の余地があるようにも見えた。
それでもXのフォロワー数で16位、インスタグラムで15位にランクインしている。今以上のファンベース拡大の可能性も大いに秘めているだろう。