18位：アビスパ福岡

【写真：Getty Images】

総フォロワー数：173,791人
X：125,791人（17位）
Instagram：48,000人（21位）

　2021シーズンにJ1へ昇格してから、今季で5年目のアビスパ福岡。九州の盟主は2023シーズンに過去最高の7位でリーグ戦を終えるなど、近年はJ1残留を確かなものにしている。今季は開幕からここまで3連敗を喫しているが、いずれも最少点差による敗北だ。

　SNSやデジタルマーケティングでも地道な戦略を展開している。日本初のスポーツDAO『Avispa Fukuoka Sports Innovation DAO』を2023年にリリースし、Web3を基軸にした新たなビジネスモデル構築を模索。ファン・サポーターがクラブの意思決定に参加できるような基盤を築こうと試みているところだ。

　同プロジェクト参加者には様々な特典があり、たとえば2月28日は所属選手の岩崎悠人とお話できる権利がトークン数上位10名に送られる。分散型インターネット以降の方法論で、福岡はファンベースの拡大および認知度の向上を目指している。

　Xでも度々企画が行われており、今季に入ってからは「初ゴールを決めるのは誰だ！？」キャンペーンが開催され、ハッシュタグ「#アビスパ初ゴール」のもとサポーターからスコアラー予想を募った。

　上位20クラブから漏れてしまったインスタグラムのフォロワー数は課題かもしれないが、現在のフロンティア精神をみると何かしらの方策が内部で話し合われているかもしれない。