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S・ランスFW中村敬斗がDF関根大輝のアシストで先制弾!37年ぶりの準決勝進出に貢献で現地は「日本人WGが勝利に導いた」

text by 編集部 photo by Getty Images

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スタッド・ランスFW中村敬斗
【写真:Getty Images】

中村が関根のアシストで得点!

 フランス・クープ・ドゥ・フランス準々決勝、アンジェ対スタッド・ランスの試合が現地時間25日に行われ、PK戦の末にランスが勝利した。現地メディア『sport club』は、この試合で貴重な先制ゴールを奪った、サッカー日本代表FW中村敬斗について高く評価していた。

 

 ラウンド32のASモナコ、続くラウンド16のブルゴワン・ジャリューをどちらもPK戦の末に勝利してベスト8に駒を進めていたランス。ベスト4進出をかけて臨んだアンジェとの大一番では、サッカー日本代表MF伊東純也、DF関根大輝、そして中村の3人がそろって先発していた。

 両チームともにチャンスは作るもののなかなか決めきれない展開が続いていたが、79分に関根からのクロスを中村がヘディングで合わせて貴重な先制点を決めている。その後後半アディショナルタイムにランスは同点弾を献上してしまったものの、PK戦を制してベスト4進出を決めた。なお、中村は1人目、伊東は4人目のPKキッカーとして登場し、両選手ともに見事決めて勝利に貢献している。

 同メディアは、「スタッド・ド・ランスはスリリングな試合の末、カップの準決勝へ進出」と前置きし、「右サイドでフリーになっていた若い関根は、スペースを利用して、うまくマークを外した中村に完璧なクロスを送った。止められないヘディングシュートで、この日本人ウインガーはチームを勝利に導いている」と、貴重な1点を産んだ日本人ホットラインについて賞賛していた。

 ランスにとっては、37年ぶりとなる同大会準決勝進出だ。一方で、リーグ戦では12試合白星なしと苦しい展開が続いており、リーグ戦23試合を消化した段階で勝点22と降格圏内とはわずか3ポイント差と苦しい状況になっている。記事では、「これこそ私たちが待ち望んでいたきっかけになるかもしれない」と、降格争いに身を投じているチームにとって、大きな転換点になる試合になったのではないかという期待のコメントも送られていた。

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