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コラム 3日前

現代のトップ下の理想像? リバプール好調の要因にソボスライあり。「他の多くの選手と比べて…」際立つ驚きの能力【コラム】

シリーズ:コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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2024/25シーズンのリバプールの躍進が止まらない。プレミアリーグでは第11節以降は常にトップを走り、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でもリーグフェーズを首位で通過。アルネ・スロット新体制の歯車がここまで上手く噛み合っているのは“ある男”の存在があるからだろう。(文:安洋一郎)

リバプールが好調な要因

ドミニク・ソボスライ
【写真:Getty Images】

 リバプールがプレミアリーグ優勝に向けて順調に勝ち点を積み重ねている。

 現地時間23日に行われたアウェイでのマンチェスター・シティ戦で2-0の快勝。エティハド・スタジアムではユルゲン・クロップ政権1年目以来の勝利で、1試合消化が少ない2位アーセナルとの勝ち点を「11」に広げた。

 この快進撃の理由は多岐にわたる。夏と冬を合わせて獲得した選手はフェデリコ・キエーザしかいなかった中で、アルネ・スロット新監督はクロップから引き継いだ戦力の最適解を見つける形で完成度の高いチームを作った。

 その上でハイプレスとミドルプレスの併用をはじめ、相手や自分たちのコンディション状況に合わせて戦い方を変える柔軟性も持ち合わせており、試合途中の修正も早い。

 選手個人にフォーカスすると、プレミアリーグの得点ランキングとアシストランキングでトップを走るモハメド・サラーを筆頭に、ハイプレスとリトリートのどちらの状況でも鉄壁のディフェンスをみせるフィルジル・ファン・ダイクとイブラヒマ・コナテの両CBのクオリティの高さが光っている。

 こうした好調の要因が様々ある中で、筆者としては2季目を迎えたドミニク・ソボスライの「起用法の変化」が躍進を続けている秘訣と考察している。

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