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嬉しい限り! 日本で引退した外国人スーパースター6人。世界レベルを披露してくれた偉大な男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ジーコ(元ブラジル代表)

ジーコ
【写真:Getty Images】

生年月日:1953年3月3日
在籍クラブ:鹿島アントラーズ

 Jリーグの歴史を語るうえで、この男の名前は絶対に外すことはできない。

 元ブラジル代表FWジーコは、日本サッカー界に大きな影響を与えたレジェンドだ。現役時代の活躍もさることながら、2002年から2006年にかけて日本代表の指揮を執り、そのレベルアップに貢献したことでも印象深い。

 母国の名門フラメンゴでプロデビューを果たしたジーコは、ここで中心選手として存在感を発揮。1971年から1983年、そして1985年から1989年と2度にわたってフラメンゴでプレーした。

 特にチームの本拠地マラカナン・スタジアムでは数々の印象的なパフォーマンスを残し、全国選手権、リオ州選手権、そしてブラジル代表として計333ゴールを奪い、同スタジアム最多の得点記録を持っている。

 錚々たるメンバーが揃う黄金期のセレソンで背番号10を身に付け、3大会連続でワールドカップ(W杯)に出場した同選手は1989年に現役引退し、一度はピッチから離れた。しかし、1991年に日本からの熱烈なオファーを受けて38歳で現役復帰している。

 輝かしい実績を持つジーコが新たなチャレンジの場として選んだのは、当時、将来的なプロ参入を表明していた住友金属(現在の鹿島アントラーズ)を一流のサッカークラブに育てるというミッションだった。

 当然ながら日本では圧倒的なクオリティの高さを示し、1993年のJリーグ開幕戦ではゲーリー・リネカーを擁する名古屋グランパスを5-0で粉砕。ジーコ自身はハットトリックの活躍で、「常勝軍団」の礎となる勝者のメンタリティをチームに植え付けた。

 その後も華麗なプレーで観客を魅了し、リーグ最大のスターとして人気を誇ったジーコは、惜しまれながらも1994年にスパイクを脱いでいる。

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【了】
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