2位:大分トリニータ対北海道コンサドーレ札幌
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【写真:Getty Images】
試合会場:クラサスドーム大分
観客数:14,548人
ランキング2位には開幕節から大分トリニータ対北海道コンサドーレ札幌の一戦がランクインした。「レゾナックドーム大分」から「クラサスドーム大分」に名称を変更したスタジアムには、14,548人が来場している。
大分と札幌。この2チームは昨年苦汁を飲まされたチームである。大分は序盤から調子が上向かずJ3降格一歩手前のリーグ16位に。札幌は5連敗を含む開幕6戦未勝利でスタートダッシュに失敗すると、勝利から遠のく日々が続き、2016年以来となるJ2降格を余儀なくされてしまった。
再起を図りたい両チームにとって、この開幕戦は重要なものとなる。大分は昨季リーグ戦で4勝しかできなかったホームでの苦手意識を払しょくするため、札幌は岩政大樹新監督の初陣を勝利で飾るべく、お互いに負けられない戦いとなった。
双方の思惑が交錯する開幕戦は、大分の新戦力が躍動する形に。前半をスコアレスで折り返すと、73分に昨季いわきFCでリーグ戦10得点をマークした有馬幸太郎が待望の先制点。84分には大卒ルーキーの有働夢叶もリーグ戦初ゴールを記録し、大分が2-0で快勝を収めた。
試合終盤には元日本代表の清武弘嗣が16年ぶりに大分の選手としてプレー。大分ファンにとっては大満足の一戦となった。