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降格の危険も? J2戦力総合評価ランキング11〜20位。上位進出を狙うクラブを格付け!

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

14位:ブラウブリッツ秋田

ブラウブリッツ秋田
【写真:Getty Images】

戦力評価:C
2024順位:10位
監督:吉田謙

 2024シーズンのJ2で10位となり、クラブ史上最高位を更新したブラウブリッツ秋田は、初のJ2・1ケタ順位を狙うべく積極的な補強を行った。

 秋田は2024シーズン、J2で優勝した清水エスパルスよりも少ない35失点(リーグ3位)の堅守を見せた。一方で得点は「36」(リーグ16位)で、課題ははっきりしている。

 攻撃の軸は、昨シーズン6得点を挙げた小松蓮と佐藤大樹、そして梶谷政仁と昨シーズンのメンバーが残っている。さらに、東京ヴェルディから期限付き移籍で加入した佐川洸介は187cm・90kgの「重戦車」タイプで、ロングボールを多用する秋田の戦術にもハマる可能性があり、新たなオプションとして期待される。

 中盤の要には、引き続き諸岡裕人が君臨するだろう。さらに小野原和哉、新戦力の長井一真もいる。そういった主力を欠いたときの選手層に一抹の不安はあるが、今シーズンも中盤のフィルター役として機能しそうなメンバーがそろった。

 守備陣は河野貴志がジェフユナイテッド千葉へ移籍したが、ツエーゲン金沢から万能型の井上竜太、愛媛FCからビルドアップにも長けた尾崎優成、カマタマーレ讃岐から左利きでサイドバックも務まる深港壮一郎と、適切な補強を行った。6年目を迎えた吉田謙監督の堅実で献身性を求める戦術が浸透すれば、秋田の守備は昨シーズン以上にソリッドになるかもしれない。

 秋田は開幕2連勝と好スタートを切った。早い段階で勢いをつけられれば、クラブ史上初の昇格プレーオフ圏内(6位以内)進出も現実的な目標になるだろう。

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