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降格の危険も? J2戦力総合評価ランキング11〜20位。上位進出を狙うクラブを格付け!

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

12位:ヴァンフォーレ甲府

ヴァンフォーレ甲府
【写真:Getty Images】

戦力評価:C
2024順位:14位
監督:大塚真司

 2024シーズンのJ2を14位で終えたヴァンフォーレ甲府は、若返りを進めつつ、昇格プレーオフ圏内を狙える戦力を整えた。

 昨シーズンの甲府は、ボトムハーフで最多となる53得点を挙げたが、57失点と守備の脆さも目立った。

 最終ラインでは、右サイドの主力だった関口正大がV・ファーレン長崎に移籍したのは痛手だが、小出悠太が2019年以来の復帰を果たした。2年目で背番号「2」を背負う井上樹や、柏レイソルから加入した土屋巧も3バックの一角として期待される。ヘナト・アウグストやエドゥアルド・マンシャも控えており、選手層は十分に厚い。

 中盤は林田滉也、中山陸のセンターに、アビスパ福岡から平塚悠知が加わった。

 昨シーズンのストロングポイントだった攻撃は、大きく変わった。2024リーグ戦6得点4アシストの鳥海芳樹は残留したが、大ベテランのピーター・ウタカと14得点を挙げたアダイウトンが退団。代わってカターレ富山からマテウス・レイリア、栃木SCから大島康樹が加入し、ファジアーノ岡山で10番を背負った田中雄大も獲得した。新戦力がうまくフィットすれば、昨季以上の得点力が期待できる。

 昨シーズンは3得点と期待外れに終わった宮崎純真は、クラブ公式サイトでFW登録だが、今季は右ウイングバックで新たなスタートを切った。攻撃時には高い位置でのプレーが予想され、甲府のオフェンスに新たなアクセントを加える存在になるかもしれない。

 大物補強はなく爆発力には欠けるが、各ポジションに実力者をそろえており、上位進出を目指せる陣容になった。

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