「前の人(小森)の名前が出ないように…」
「去年、ここで得点王を獲った選手がいることは自分もJ2でやっていたので分かっていますし、前の人(小森)の名前が出ないように自分が活躍することが一番いいと思っています。まだ1点なのでどんどん積み重ねていきたいと思います」とコメント。
そして「ゴール前で足を振っていくシーンをもっと増やせたら怖い選手になりますし、他の選手が空いてくるので突き詰めたいと思います」と続けた。
確かな技術と嗅覚を武器に、チームのため、勝利のため、90分間にすべてを詰め込み完全燃焼する。ストライカーとして、自分の仕事をやり遂げたい思いがあるからこそ、「1点じゃ満足していません。もっとたくさん決めてチームメイトからもサポーターからも信頼されるような選手になりたいと思います」と力強く語る。
前節は途中出場、この試合では先発を担った石川だが、もちろん先発の確約などはない。特に前線のFW陣には呉屋大翔やデリキら経験や力のあるタレントがいる中で、お互いに高め合い、刺激をしあいながらトレーニングからアピールを続けている。
「もちろんスタメンで出たいですし、ピッチに出た時は、ゴールだけを求めて今日の試合はやっていたので、それが上手く出せて良かった。ベンチだったから悔しいとか、その気持ちを1年間切らすことなく持ち続けてプレーしたいと思います」と毅然と前を向いた。
千葉に石川ありーー。背番号20の物語が幕を開けた。ここからの活躍を見守っていきたい。
(取材・文:石田達也)
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