フットボールチャンネル

Jリーグ 3日前

ジェフ千葉のエースになるために…。確かな一歩を刻んだ石川大地の次なるハードル。「前の人の名前が出ないように…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

「今日のゲームに関しては…」。指揮官が想定した試合展開

「今日の(石川の)プレーは非常に良かったと思います。もともと基本技術の高い選手ですし、その中でチャンスを作れるし、自分でも決め切れるという能力は熊本でも示してきた選手です。実際、キャンプでも彼は点を取り続けていました。

 今日のゲームに関しては、よりクオリティにこだわっていきたいというような部分と、自分たちがボールを持つことが長くなる想定の中でメンバーを決めて、大地は間違いなくその中で入ってくるなと。実際のところ、いわき戦の翌日のトレーニングマッチでいいプレーをした選手は次の試合で絶対に起用したいと思っていました」

 1-0のまま、後半に入っても千葉の攻勢は変わらず、選手のパフォーマンスにスタンドのボルテージは上がり、大きな波が生まれる。

 富山を押し込みコーナーキックが続くと50分、ショートコーナーから日高がつなぎクロスを供給。ファーサイドにポジションを構えた鳥海晃司のヘディングシュートが決まり試合の大勢が決まると、ホームチームは最後まで集中力を切らさず尻尾をつかませなかった。

 これでチームは10シーズンぶりとなる開幕2連勝を達成。スタートダッシュが苦手なチームにとって好発進となった。

 昨シーズンの得点王であり、J2リーグMVPを受賞した小森飛絢はフットボーラーとしての成長とステップアップのため期限付き移籍で海外リーグにチャレンジ。エースは抜けたが、その穴を埋める存在として石川への期待は高い。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!