サッカーU-20日本代表　最新ニュース

【写真：Getty Images】

中国敗退の余波

　サッカーU-20中国代表は、AFCU-20アジアカップ2025・準々決勝でU-20サウジアラビア代表と対戦し、0-1で敗北した。地元開催でのアジア杯で敗北したことから、中国サッカー協会は指揮官解任に動く可能性があるようだ。中国メディア『SOHU』が、現地時間23日に伝えている。

　今大会でベスト4に進出した場合、今秋開催予定のFIFAU-20ワールドカップ出場権を獲得できる。20年ぶりの本大会出場を狙っていた中国は、U-20サウジアラビア代表と本戦出場の切符を争ってベスト8で激突した。

　しかし、中国は60分すぎにPKのチャンスを得るも決めきることができず。その影響でサウジアラビアペースになると、後半アディショナルタイムに失点してしまい0-1で敗北となってしまった。

　同メディアは、「サウジアラビアとの試合で、中国は最初から最後まで好調だった。しかし、それでも敗退の運命からは逃れられず、最後の瞬間に敗退している。このことは、現地で試合を観戦していたサッカー協会の幹部を激怒させた」と述べた上で、今大会を次のように振り返っていた。

「今回のU20アジア杯で、（開催国の）中国は時間、場所、人の面で優位に立っていると言える。国内で戦っているだけでなくサポートもすべて一流であり、U-20代表チームも史上最強と言えた。彼らが決勝に進出し、U-20W杯本戦に出場することは多くの人たちが予想していたものだ」

　また、「FW劉成宇のひどいパフォーマンスのせいで、チームは長い間攻撃することができず、最終的に選手たちの精神状態は徐々に不安定になった。59分には、PKのチャンスも逃している」と、PKを失敗した劉成宇のパフォーマンスを厳しく評価していた。

　チームを率いるネナド・ジョルジェビッチ監督の手腕も疑問視されていると指摘しており、「劉成宇が多くのチャンスを無駄にした時、監督は交代させるのが遅かった。これは確かに監督の責任だ。特に全国のファンが大きな期待を抱いていた時に、ジョルジェビッチ監督は自らの手でその期待を打ち砕いたため、ファンからはユース代表の『敗退の犯人』と呼ばれ、批判の対象になっている」と述べつつ、ベスト8敗退に怒ったサッカー協会の幹部が監督解任に踏み切る可能性もあると言及している。