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【写真:Getty Images】
伊藤が移籍後初ゴール!
ドイツ・ブンデスリーガ第23節、バイエルン・ミュンヘン対フランクフルトの試合が現地時間23日に行われた。試合は、バイエルンが4-0で勝利している。この試合では、バイエルンに所属するサッカー日本代表DF伊藤洋輝が、移籍後初となるゴールを決めていた。ドイツメディア『SkySports』が伊藤の活躍について報じている。
昨年夏の移籍市場において、名門バイエルンに加入した伊藤。しかし、フレシーズン中に負傷するとそこから負傷離脱が長引き、復帰を果たしたのは今月12日のUEFAチャンピオンズリーグ・セルティック戦だった。
その後2試合連続で先発出場を果たしており、この試合でも左サイドバックとしてスタメンに名を連ねている。61分には、コーナーキックのこぼれ球を見逃さず、利き足とは逆の右足で押し込み、ドイツ名門クラブの日本人選手として初めてのゴールを決めていた。
同メディアは、「伊藤がバイエルンの歴史に名を刻む」と題して、得点を決めた日本代表選手について次のように言及している。
「拳を上に突き上げ、口を大きく開けた。喜びが込み上げる。伊藤がフランクフルト戦の61分にゴールを決めて、バイエルンに2点のリードをもたらした。普通のゴールではない。ブンデスリーガ史上、バイエルンの選手として初の日本人ゴールスコアラーとなった」
また、「記録的なチャンピオンであるバイエルンにおいて、彼は長いシーズンで最も不運な選手だった。新戦力はプレシーズン中に深刻な怪我を負った。テストマッチで中足骨を骨折し、手術を受けなければならなかった。リハビリの段階で後退を余儀なくされ、再び手術を受ける羽目になった。そして2月中旬、CLセルティック戦で初めてバイエルンのジャージを身にまとった。フランクフルト戦での活躍は、クラブの歴史に残るだろう」と、長い負傷離脱から復帰した後の記念すべきゴールであることも強調している。
ドイツの名門クラブで日本人選手として初めてのゴールスコアラーとなった伊藤。バイエルンは、リーグ戦23試合を消化した段階で2位のバイエル・レバークーゼンと8ポイント差をつけて首位を走っている。CLでも決勝トーナメントに残っており、伊藤が移籍後初タイトルを獲得する可能性もあるだろう。