倍井謙が感じた課題「チームとして剥がした後に…」
そこで最後に触れるか否か、決められるかどうかは感覚的な世界でもあるという倍井。鳥栖戦はチームとしてシュート数が相手の半分である7本、彼自身も得点シーンと合わせて2本に終わった。
水戸戦からシュート4本で2得点というのは良く言えば効率はいいが、10得点を目標とするアタッカーとしてはもっと増やしていきたい意識が強いようだ。その鍵を握るのはやはり左サイドからドリブルを仕掛けてのシュートにどれだけ持ち込めるかだが、そこに関しては鳥栖もかなり厳しく対応してきていた。
「チームとして剥がした後に、前進していないのが課題かなと思っていて。今日もちょっとバックパスの数が多かったなと。ああ言うところで、しっかり前に前にプレーできると、より相手陣でボールを握れるようになるので。今日の試合も前半は、相手陣で追い込んでボールを握るシーンがほとんど無かったので。そう言ったところは、まだまだ課題なのかなと思います」
そう振り返る倍井としても1対1になれば縦か中に突破してシュートへ持ち込む自信は持っているが、彼が左のアウトサイドでボールを持つと、相手は2対1を作ってドリブルのコースを消してくることが多い。
