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Jリーグ 3日前

「ああいう形で…」倍井謙がジュビロ磐田で手にした新たな武器。ついに覚醒の兆し「成功体験を感じられた」【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

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 2025明治安田J2リーグ第2節が22日に各地で行われ、ジュビロ磐田はサガン鳥栖と対戦した。磐田の完封勝利に終わったこの試合で、勝負を決するゴールをあげたのが新戦力の倍井謙。気鋭ドリブラーは今季、新天地で覚醒の兆しを見せている。(取材・文:河治良幸)

ジュビロ磐田が開幕2連勝!

ジュビロ磐田所属MF倍井謙
【写真:Getty Images】

  ジュビロ磐田はホームで、サガン鳥栖に1-0の勝利を飾り、開幕2連勝となった。その立役者のひとりは名古屋グランパスから期限付き移籍で加入した倍井謙だ。開幕節は水戸ホーリーホックを相手に、今シーズン磐田のファーストゴールを叩き出し、鳥栖戦は終盤に貴重な決勝ゴールを決めた。

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 昨年は名古屋の選手として同じヤマハスタジアムでゴールを決めており、その時は直後に退場という悔しい思いもしたが、倍井にとって縁起の良い場所になりつつある。

 4-2-1-3システムの左右ウイングで起用されている倍井は自他ともに認める気鋭のドリブラーだが、水戸戦は右ウイングのジョルディ・クルークスのクロスにファーサイドから走り込んで、スライディングで押し込む形だった。

 そして鳥栖戦のゴールは左サイドからハイラインの背後を狙い、センターバックのリカルド・グラッサから出た左足のロングパスに反応。最後はペナルティエリア外に出てきたGKヤン・ハンビンの頭上を破る技巧的なシュートを流し込んだ。

「相手のラインが高いっていうのは前半からずっと感じていたので。リカ(リカルド・グラッサ)としっかり目があって、タイミングよく抜け出せたのが一番大きかったです。ボールの移動中に、キーパーが出てくるのがしっかり見えたので。あとはもう丁寧に、ゴールに流し込むことを考えていました」

 そう振り返る倍井はドリブルで切り込んでのミドルシュートを最大の武器としており、昨年4月にヤマハで決めたゴールもその形だった。

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