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Jリーグ 4日前

育成上手!? J1クラブ別アカデミー出身選手の総市場価値ランキング1~10位。最も生え抜き選手の価値が高いのは?

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

2位:柏レイソル

細谷真大
【写真:Getty Images】

監督:リカルド・ロドリゲス
2024リーグ戦成績:17位(9勝14分15敗)
アカデミー出身選手の総市場価値:608万ユーロ(約9.7億円)
最高額選手:細谷真大(160万ユーロ/約2.6億円)

 惜しくも1位を逃したものの、J1クラブ現役アカデミー出身選手の総市場価値ランキングで2 位となったのは、現エースを含め数多くの主力選手を育成組織から生み出している柏レイソルだ。

 現在、柏のエースに君臨しているのは、アタッカーとして必要な能力を漏れなく高次元で揃えた細谷真大。アカデミー時代から相手最終ライン裏への抜け出しやポストプレー、正確なシュートを武器にチームの攻撃の中核となり続けてきたオールラウンダーには、160万ユーロ(約2.6億円)もの価値が付いている。

 柏のトップチームには、細谷以外にもクラブ生え抜きの優秀な人材が揃っている。2023シーズンに“レジェンド”大谷秀和からキャプテンの重責を受け継いだ古賀太陽は、安定感抜群のセンターバックとして柏の最終ラインに鎮座。ボランチの白井永地は圧倒的な運動量で中盤を支配し、2025シーズンから2シャドーの一角を任されそうな仲間隼斗は変幻自在のドリブルで相手を翻弄する。

 トップチームにいる12人のアカデミー出身者たちは皆、一芸に秀でた特徴ある選手ばかり。彼らの総市場価値は608万ユーロ(約9.7億円)に達している。

 2024シーズンに厳しい残留争いへと巻き込まれた柏にとって、今季はより高みを目指す勝負の1年となる。細谷は今季からエースナンバーの背番号「9」を継承。今オフには海外挑戦の可能性も囁かれていたが、“育てのクラブ”の躍進に邁進する覚悟を決めた。

 新指揮官のリカルド・ロドリゲス監督の下、12人のアカデミー出身選手たちは“太陽王”(チームの愛称「REYSOL」が「太陽王」を表す)にタイトルをもたらせるだろうか。

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