3位:FC東京
監督:松橋力蔵
2024リーグ戦成績:7位(15勝9分14敗)
アカデミー出身選手の総市場価値:495万ユーロ(約7.9億円)
最高額選手:野澤大志ブランドン、橋本拳人(80万ユーロ/約1.3億円)
J1クラブ現役アカデミー出身選手の総市場価値ランキングも、ついにトップ3に突入した。3 位となったのは首都クラブのFC東京。“育成上手”の川崎フロンターレをも上回るアカデミー出身選手の総市場価値は、495万ユーロ(約7.9億円)と非常に高額となっている。
FC東京生え抜きの選手で最も市場価値が高いのは、野澤大志ブランドンと橋本拳人だ。両名共に80万ユーロ(約1.3億円)の価値が付いており、“TOKYOブランド”の信頼度を上げている。
ちなみに余談にはなるが、今回の総市場価値ランキングで3 位のFC東京は、現在トップチームに所属しているアカデミー出身選手の「数」にフォーカスするとJ1クラブの中でトップに躍り出る。所属選手数は圧巻の16人だ。
現役日本代表の野澤と代表経験者の橋本以外にも、現在のトップチームには優秀なアカデミー出身者が居並ぶ。
長友佑都の正統な後継者であるバングーナガンデ佳史扶、“NEXT三笘”とも称される俵積田晃太などは、Jリーグ全体を見渡しても屈指のタレント力を備えている。成長著しい岡哲平と木村誠二のセンターバックコンビは、ベテラン森重真人の後を継げる逸材だ。
2025シーズン、FC東京はクラブ史上初のJ1制覇を目指す。いつもタイトル候補止まりだったクラブが栄冠に輝くためには、“青赤のDNA”が組み込まれた16人の戦士たちの活躍が欠かせない。
横浜F・マリノス時代に育成組織の指導を行った松橋力蔵監督が新指揮官となった今季こそ「育成」と「タイトル獲得」の両輪を回す絶好のタイミングかもしれない。