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Jリーグ 4日前

育成上手!? J1クラブ別アカデミー出身選手の総市場価値ランキング1~10位。最も生え抜き選手の価値が高いのは?

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

4位:川崎フロンターレ

脇坂泰斗
【写真:Getty Images】

監督:長谷部茂利
2024リーグ戦成績:8位(13勝13分12敗)
アカデミー出身選手の総市場価値:368万ユーロ(約5.9億円)
最高額選手:脇坂泰斗(140万ユーロ/約2.2億円)

 J1クラブ現役アカデミー出身選手の総市場価値ランキングで4位に入ったのは、言わずと知れた“育成上手”の川崎フロンターレだ。

 川崎Fのアカデミー出身者は錚々たる顔ぶれだ。三笘薫、田中碧、板倉滉といった現役日本代表選手たちを筆頭に、宮代大聖や仲川輝人、三好康児など国内外のクラブで活躍する逸材たちがリストに名を連ねる。

 クラブの中で「育成→戦力化」はワンパッケージの流れとして認知されており、現在の川崎Fのトップチームにも9人のアカデミー出身選手が所属している。

 アカデミー出身選手の中で最高額となる140万ユーロ(約2.2億円)もの市場価値を誇るのは、2024シーズンからキャプテンを務める脇坂泰斗。“レジェンド” 中村憲剛から背番号「14」を受け継いだ男はサックスブルーとブラックの魂を燃やし、チームの精神的支柱として必要不可欠な存在となっている。

 他にも、昨季J1得点ランキング3位タイの19得点を叩き出した山田新や、日本代表にも安定して招集されるようになったセンターバックの高井幸大など、他クラブが羨むような精鋭が揃う。9人のアカデミー出身選手の総市場価値は368万ユーロ(約5.9億円)と、かなりの高額となっている。

 風間八宏監督時代に蒔かれた“育成の種”は、その後の鬼木達監督時代に芽を出し、花開いた。5年連続国内3大タイトル獲得という偉業は、アカデミー出身選手たちが中心となって成し遂げたものである。

 川崎Fは「アカデミーの成功=クラブ全体の成功」という等式を見事証明してみせた稀有なクラブと言えるだろう。

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