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Jリーグ 4日前

育成上手!? J1クラブ別アカデミー出身選手の総市場価値ランキング1~10位。最も生え抜き選手の価値が高いのは?

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

5位:浦和レッズ

荻原拓也
【写真:Getty Images】

監督:マチェイ・スコルジャ
2024リーグ戦成績:13位(12勝12分14敗)
アカデミー出身選手の総市場価値:353万ユーロ(約5.6億円)
最高額選手:荻原拓也(100万ユーロ/約1.6億円)

 J1クラブ現役アカデミー出身選手の総市場価値ランキングで5 位となったのは、数多くの生え抜き選手を育ててクラブの底力を上げてきた実績を持つ浦和レッズだ。

 2024年、浦和のユースチームは高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 関東で東京ヴェルディユース、横浜F・マリノスユースに次ぐ3位に食い込んだ。2025シーズンにトップチームへと昇格したのは、エースとして浦和ユースをけん引してきた照内利和。鋭い得点感覚を有した18歳のストライカーには、多くの浦和ファンが期待をかけている。

 現在、浦和のトップチームには7人のアカデミー出身選手が所属している。前述した照内の他、長年のドイツ挑戦を終えて帰還した元日本代表の原口元気、今季からキャプテンに就任した関根貴大など、言わずと知れた実力者たちが揃う。

 彼らの総市場価値は353万ユーロ(約5.6億円)。最高額選手は、今年1月にディナモ・ザグレブ(クロアチア)から復帰した荻原拓也(100万ユーロ/約1.6億円)だ。

 近年、浦和のトップチームは成績が低迷している。最後にJ1リーグを制したのは2016シーズンの2ndステージで、年間制覇に限ると初優勝を飾った2006シーズンまで遡る。

 手っ取り早くタイトル獲得を狙えるチームを作るなら大金を使って大物選手を呼び寄せるという選択肢もあるが、中長期的にクラブを支えてくれるのは育成年代から這い上がってきたアカデミー出身選手だ。

 忠誠心に溢れ、クラブの内情を知り尽くした彼らを大事にすることこそが「浦和復権」の一番の近道なのかもしれない。

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