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Jリーグ 4日前

育成上手!? J1クラブ別アカデミー出身選手の総市場価値ランキング1~10位。最も生え抜き選手の価値が高いのは?

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

6位:京都サンガF.C.

川﨑颯太
【写真:Getty Images】

監督:曺貴裁
2024リーグ戦成績:14位(12勝11分15敗)
アカデミー出身選手の総市場価値:343万ユーロ(約5.5億円)
最高額選手:川﨑颯太(100万ユーロ/約1.6億円)

 J1クラブ現役アカデミー出身選手の総市場価値ランキングで6位に入ったのは、関西有数の育成力を誇る京都サンガF.C.だ。2024年、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 関西で京都U-18がガンバ大阪ユースに次ぐ2位となったことからも、クラブのアカデミー運営がいかにうまくいっているかが分かる。

 クラブは早速、プリンスリーグ関西で好成績を収めたユースチームの主力選手を「戦力化」しようとしている。

 2025シーズンからトップチームに2種登録された本多敦、尹星俊、酒井滉生は京都U-18の絶対的な主力として活躍した選手たちであり、今後のさらなる成長が楽しみな17歳だ(2月7日掲載/クラブ公式サイト『京都サンガF.C.|オフィシャルサイト』より)。

 ユースチームの若武者3人を除くと、現在の京都のトップチームには8人のアカデミー出身選手が所属している。彼らの総市場価値は343万ユーロ(約5.5億円)で、最高額選手は100万ユーロ(約1.6億円)の市場価値がある川﨑颯太。クラブ史上初となる3年連続でキャプテンを務める川﨑は、高校時代からクラブを知る“バンディエラ”である。

 トップチームでプレーする権利を得た本多、尹、酒井にとって、クラブ生え抜きの川﨑はこれ以上ないお手本となるはず。プレー面のみならず日々の練習に向き合う姿勢やチーム内外での立ち振る舞いなど、“盗める”ものは多いだろう。

 アカデミー出身の先輩に憧れ、やがて自らも後輩に憧れられる存在となっていく。「紫色の育成のバトン」がつながっていく環境が、京都にはしっかりと根付いている。

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