フットボールチャンネル

Jリーグ 4日前

育成上手!? J1クラブ別アカデミー出身選手の総市場価値ランキング1~10位。最も生え抜き選手の価値が高いのは?

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

7位:セレッソ大阪

西尾隆矢
【写真:Getty Images】

監督:アーサー・パパス
2024リーグ戦成績:10位(13勝13分12敗)
アカデミー出身選手の総市場価値:340万ユーロ(約5.4億円)
最高額選手:西尾隆矢(90万ユーロ/約1.4億円)

 J1クラブ現役アカデミー出身選手の総市場価値ランキングで7 位となったのは、これまで日本代表にまで登り詰めるような選手をアカデミーから数多く輩出してきたセレッソ大阪だ。

 C大阪のアカデミーは、柿谷曜一朗や杉本健勇、山口蛍といった、のちにサムライブルー戦士となる人材を育て上げた実績を持つ。彼らはC大阪のトップチームでも活躍し、クラブの歴史にその名を残している。

 また、韓国代表でゴールマウスを守ったク・ソンユンも同クラブのアカデミー出身。代表クラスの選手たちを送り出してきた事実からも、C大阪が育成に長けたクラブだということが分かる。

 2月14日に開幕した2025シーズンのJリーグでも、C大阪の育成力は好結果に結びついている。

 開幕戦となった“大阪ダービー”で殊勲の2ゴールを決めたのは、小学校時代からC大阪で育成を受けた北野颯太。スタメンには北野の他にも舩木翔が生え抜き選手として名を連ね、ベンチにはアカデミー出身選手の中で最高額となる90万ユーロ(約1.4億円)の市場価値を誇る西尾隆矢が控えていた(西尾は90+1分に途中出場)。

 自前で育てた選手たちの活躍により“大阪ダービー”を5-2で制したC大阪。現在トップチームに所属し、総市場価値340万ユーロ(約5.4億円)を誇る7人のアカデミー出身選手たちは皆、クラブの躍進を体現できる実力の持ち主である。

 クラブが「育成のセレッソ」という基軸を大切にし続けていけば、一時期に比べて減少した“桜色の日本代表選手”を再び数多く生み出すことも十分に可能だろう。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!