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Jリーグ 4日前

育成上手!? J1クラブ別アカデミー出身選手の総市場価値ランキング1~10位。最も生え抜き選手の価値が高いのは?

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

9位:鹿島アントラーズ

鈴木優磨
【写真:Getty Images】

監督:鬼木達
2024リーグ戦成績:5位(18勝11分9敗)
アカデミー出身選手の総市場価値:288万ユーロ(約4.6億円)
最高額選手:鈴木優磨(220万ユーロ/約3.5億円)

 J1クラブ現役アカデミー出身選手の総市場価値ランキングで9 位となったのは、確かな育成力で次々と有望株を生み出してきた鹿島アントラーズだ。アカデミー出身選手の総市場価値は288万ユーロ(約4.6億円)を記録している。

 鹿島と言えば、“神様”ジーコから続くブラジル人選手の系譜が挙げられる。だが、個性の強い外国人助っ人たちの能力を最大限に活かしてきたのはクラブの生え抜きである曽ヶ端準の統率力であり、町田浩樹の圧倒的な守備力であり、土居聖真の閃きとアイデアだった。

 そして現在のチームには、抜群の得点能力と熱き魂を持つ“鹿島アカデミー最高傑作”鈴木優磨がいる。市場価値は220万ユーロ(約3.5億円)と高額であり、現在の鹿島のトップチームに所属している8人のアカデミー出身選手の中で最高額となっている。

 さらに注目したいのは、8人中3位タイとなる15万ユーロ(2400万円)の値を付けている徳田誉だ。2月18日に18歳になったばかりの徳田は、3月に卒業式を控える現役高校生。 186cm・83kgの恵まれた体格を活かしてゴールに迫る“和製イブラヒモヴィッチ”もまた、鹿島アカデミーが育てた超新星である。

 2025シーズン、トップチーム指揮官に鬼木達監督が就任したのもアカデミー出身選手からすれば心強いはずだ。川崎フロンターレ時代にアカデミーコーチを経験しており、若手発掘に関しては慧眼がある。

 1年後、鹿島がアカデミー出身選手の総市場価値ランキングで順位を上げている可能性は十分にありそうだ。

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