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【写真：Getty Images】

三笘獲得に動いた理由？

　今冬の移籍市場において、ブライトンに所属するサッカー日本代表MF三笘薫は、サウジアラビアのアル・ナスルからビッグオファーを提示されていた。しかし、結局移籍は成立せずに三笘はブライトン残留を選んでいる。英メディア『BBC』は、ブライトンの現状とサウジが三笘獲得に動いた理由について分析していた。

　ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを擁するアル・ナスルは、ブライトンに2度にわたって三笘の獲得オファーを出したと報じられていた。２回目は9000万ユーロ（約144億円）にもおよぶ巨額オファーだったという。しかし、三笘はこのメガオファーを蹴り、ブライトン残留を選んでいた。

　同メディアは、「ファビアン・ヒュルツェラー監督とともに、ブライトンは成長できるだろうか」と題して、「このチームは非常に若い。今後何年もかけて成長し、発展していく能力はあるだろうか。ピッチ上やベンチには間違いなく若い才能が大勢おり、ブライトンは成長するための場所を作った実績がある」と、ここ数年で多くの才能を発掘し、プレミアリーグでも徐々に地位を高めているクラブの状況について言及していた。

「唯一の危険は、他のクラブが彼らの才能を奪おうとしていることだ。これは以前にも起こったし、今後も起こるだろうが、ブライトンは全ての関係者が納得し適正な価格で売却する場合のみに選手を放出するだろう。また、ダニー・ウェルベックなどの経験豊富な選手を慎重に起用して若い選手を補っており、この戦略は今後も続くと思われる」

　そして、三笘について、「新たな勢力として台頭しているのは、もちろん三笘獲得の入札で明らかになったようにサウジだ。他の市場での露出を高めるために、三笘を最適な手段として見ているのかもしれない。将来有望な選手たちにはブライトンが（移籍の）進路を提供していることは知っているが、彼らはおそらくどこかの時点で移籍するだろう。三笘とバレバは（他のクラブの）興味を引くだろうが、それはブライトンが正しいことをしているのを示している」と、やはり三笘は今夏の移籍市場でも他のクラブから注目を受ける可能性が高いこと、そしてクラブも適正な価格であれば放出を認めるであろうと伝えていた。