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【写真:Getty Images】
佐野がクラブ注目選手に!
昨夏の移籍市場で、ドイツ・ブンデスリーガのマインツに移籍したMF佐野海舟。移籍してからすぐに傑出したパフォーマンスを見せており、瞬く間にチームの主力となった。ドイツメディア『SPORTSCHAU』は、今季各クラブで注目の選手に佐野の名前をあげている。
同メディアは、「ブンデスリーガのクラブの18人の沈黙の英雄たち」と題して、「彼らは必ずしもクラブのトップスコアラーやスーパースターというわけではない。しかし、今シーズンのブンデスリーガではスポットライトの影で力強いパフォーマンスを見せている。ドイツのクラブの18人の無名の英雄たちだ」と、ストライカーなどのゴールスコアラーだけではなく、各クラブで注目すべき活躍をしている選手たちを取りあげていた。
そして、マインツで名前が挙げられていたのは昨夏に加入した佐野だ。ブンデスリーガ公式サイトのデータによると、佐野はデュエル勝利回数で237回とリーグ7位の数字を残している。また、走行距離も254.5kmでリーグ4位の数字だ。さらに、スプリントの回数も492回でリーグ25位と上位に食い込む記録を残していた(いずれも第22節終了時点)。
記事では、こういった佐野の数字について触れつつ、「佐野はチームの中心にある銀行だ」と述べた上で、次のように高く評価していた。
「佐野海舟は今シーズン、マインツ05で1回だけ交代した。日本からの新加入選手はマインツのチームに慣れるのに時間を必要とせず、初日から守備的MFのレギュラーとなった。彼はデュエル勝利数でリーグ7位にランクされ、パス成功率も優れている。特にプレー時間とポジションを考えると印象的な点だが、審判から警告を受けたのは1回だけであることも不思議ではないだろう。比較すると、彼のポジションの同僚であるMFドミニク・コールはすでに9枚のイエローカードを受けている」
特に印象的な点として、佐野は今季ブンデスリーガ22試合に出場していながら、イエローカードを受けたのが1回のみであることを強調していた。新加入の佐野の活躍やチーム全体のパフォーマンスの良さというのもあり、マインツは昨季13位という成績から今季は22節終了時点で6位タイにつけている。このまま順位を維持できれば、来季はヨーロッパの大会に出場できる可能性もある状況だ。
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