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「負傷との闘い」アーセナルの指揮官が怪我に苦しむDF冨安健洋の手術と今季離脱について言及「22か月以上別の問題に対処…」

text by 編集部 photo by Getty Images

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アーセナルの冨安健洋

【写真:Getty Images】

冨安についてアルテタ監督が言及

 アーセナルに所属する26歳の日本代表DF冨安健洋が、長期にわたる怪我の問題を解決するために2度目の膝の手術を実施した。そのため、長期離脱を余儀なくされることになり、冨安は今季の残り試合に出場できない見通しとなっている。英メディア『VAVEL』は、冨安について言及するミケル・アルテタ監督のコメントについて伝えていた。

 

 昨季は終盤から主力として活躍していた冨安だが、アジアカップを前にふくらはぎを負傷。復帰後は日本代表としてアジアカップでプレーしたが、再び右膝の怪我が再発し離脱している。

 しかし、今季開幕前に膝を痛めてプレシーズンマッチを欠場。その後は長期離脱を経て、昨年10月4日に行われたプレミアリーグ第7節のサウサンプトン戦で途中出場から復帰していた。もっとも、この試合で膝の怪我が再発したことにより再び離脱となっている。

 同メディアは、「ミケル・アルテタ監督は、2度目の手術を受けたため今シーズンの残り試合に出場できないDF冨安健洋の負傷との闘いについて詳しく語った」と述べたうえで、同監督の冨安に関するコメントについて伝えていた。

「彼は手術を避けるためにできる限りのことをしてきた。クラブもドクターと相談してそうしたが、ある時点で膝の反応が思ったほど良くなかった。関係者全員で協議した結果、もう一度手術を受けるのが最善策だと判断した。長期間欠場することになり、とても残念だ。彼は試合のために生きている選手であり、本当にプレーに熱心で、一貫性を持ってプレーしたいと思っている。彼が調子が良いときは、私たちにとって素晴らしい選手だ」

 また、記事では、「冨安はアーセナルに加入して以来、膝、ふくらはぎ、筋肉の負傷で97試合を欠場しており、22か月以上を別々の問題に対処しながら過ごしてきたことになる」と、怪我の多さに苦しんでいることを指摘。

 アルテタ監督も、長期の負傷から復帰し、その後すぐにまた負傷するという精神的な負担を考慮しクラブがどのようなサポートをしているかについて、「私たち全員が彼を助けようとしていることを知っているはずだ。しかし、それは大変なことであり、彼は多くの瞬間を乗り越える必要がある。なぜなら、私も同じ経験をしたことがあるからだ。とても孤独なプロセスだよ」と、自身の現役時代の負傷を振り返りながら、クラブが冨安をサポートし続けていると強調していた。

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