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Jリーグ 1日前

「だから横浜F・マリノスで這い上がりたい」。鈴木冬一が浮き沈みの多いサッカー人生で大切にする「意志」【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤井雅彦 photo by Getty Images

揺れ動く心。西野努SDとホーランド監督も交渉に同席

 西野努スポーティングダイレクターだけでなくホーランド監督も交渉の席に登場し、必要性を訴えた。心の揺れ動きは、自分自身でもよくわかった。

「自分への期待や起用法を具体的に提示してくれたのは、すごくありがたかったですし、イメージが湧きました」

 セレッソ大阪のアカデミーに所属していた高校2年次に長崎総合科学大学附属高校へ転入。高体連に活躍の場を移し、湘南ベルマーレへのプロ入りの切符を掴み取った。

 湘南ではルーキーイヤーから出場機会を重ね、2年後には海を渡ってスイスへ。異国の地での3年間は起用法などに頭を悩ませる時期もあったが、人生において貴重な経験を積んだ。

 昨年は京都の一員として過ごした。しかしリーグ戦出場は15試合にとどまり、思い描いているような成長曲線とはいかず。

 浮き沈みを繰り返すサッカー人生でも、決して下を向かない。目線を上げ、高みを目指し続ける。

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