フットボールチャンネル

アジア 1日前

日本の脅威にはならず…。韓国の消えた天才6人。早くから注目されるも、伸び悩んでしまった男たち

シリーズ:消えた天才 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ソク・ヒョンジュン

ソク・ヒョンジュン
【写真:Getty Images】

生年月日:1991年6月29日
主な在籍クラブ:アヤックス、FCポルト、スタッド・ランスなど
現所属:南楊州FC(4部)

 かつてソク・ヒョンジュンはアヤックスでプロキャリアをスタートさせ、19歳で韓国代表デビューを飾るエリート街道を歩んでいた。そんな元逸材は現在セミプロの韓国4部リーグでプレーしている。

 身長190cmの長身FWはプロデビュー以降、欧州の様々なクラブを渡り歩いた。FCポルトやヴィトーリア・セトゥーバルでプレーしたリーガNOS(ポルトガル1部)では通算20ゴール、トロワとスタッド・ランスでプレーしたリーグ・アンでは通算10ゴールを記録している。

 欧州で確かな実績を残した一方で、彼は大きな問題を抱えていた。韓国の法律で義務付けられている「兵役」を、政府からの再三の勧告にも関わらず無視し続けていたのだ。本来「兵役」は28歳までに履行しなければいけないのだが、兵役免除の資格がない状況で欧州のクラブでのプレーを続けていた。

 この問題が遂に罰せられ、2023年6月に兵役法違反容疑で起訴されたソク・ヒョンジュンは裁判で有罪判決が下された。執行猶予期間を終えた今年2月に兵役しながら所属することができる韓国4部の南楊州FCと契約し、サッカー選手としてのリスタートを切った。

1 2 3 4 5 6

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!