19位予想：アルビレックス新潟

監督：樹森大介（1年目）
2024リーグ戦成績：16位（10勝12分16敗）

　私が2025年のJ1でアルビレックス新潟を最下位から2番目の19位に予想したのには、いくつもの要因がある。

　まず第一に、そしておそらく最も重要なのは、アルビレックス新潟の監督を務めるのが樹森大介であることだ。彼にとってこれは、Jリーグすべてのカテゴリーで初めての指揮となる。彼は2023年から2年にわたり、J2の水戸ホーリーホックでアシスタントコーチを務めていたが、Jリーグでの監督経験はこれが初めてなのだ。

　J1で残留争いを戦うには経験が求められることが多く、樹森監督のシーズンが実際にどうなるかは分からないが、Jリーグの指揮官としてゼロからのスタートであることは間違いなく不利に働くに違いない。

　もう一つの要因は、今冬の移籍市場の動きだ。オーストラリアと南スーダンの2重国籍をもつセンターバック、トーマス・デンと2020年から守護神として君臨したGK小島亨介の放出は、ディフェンス陣を弱体化させる可能性がある。

　攻撃陣では、レノファ山口FCから新加入の23歳FW若月大和の活躍が、チームの成績に大きな影響を与えるだろう。彼が好調なら残留の希望も高まるかもしれないが、現時点で残留争いは非常に険しい道のりであると見ている。