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2025シーズンの明治安田J1リーグがついに開幕した。頂点に輝くクラブ、そしてJ2への降格を余儀なくされてしまうクラブは、果たしてどこになるのか。今回は、欧州からJリーグを観戦し続ける“Jリーグ通”のアレックス・シルヴェストリ氏に、移籍市場の動きをくまなく分析した上で、今季のJ1リーグ順位を予想してもらった。(文:アレックス・シルヴェストリ、翻訳:佐藤徳和)
著者プロフィール
トスカーナ州ペッシャの出身。『ピノッキオの冒険』の作者カルロ・コッローディが生を受けた村の近くで生まれ育ち、現在は同州のルッカに在住。Jリーグの黎明期から試合を観ている大の日本サッカー通で、サムライブルーとなでしこジャパンの試合も欠かさない。鹿島アントラーズとカマタマーレ讃岐、そしてユヴェントスのファン。好きな選手は鈴木優磨。キャプテン翼やSLAM DUNKなど、日本のアニメにも詳しい。好きな日本食はオニギリとタコヤキ。
11位予想:FC東京
【写真:Getty Images】
監督:松橋力蔵(1年目)
2024リーグ戦成績:7位(15勝9分14敗)
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首都の青赤軍団は、新監督のもとで2025年のJリーグに挑むことになるが、新体制の船出の多くは簡単なものではない。松橋力蔵監督はアルビレックス新潟で指揮を執り、J1リーグ昇格を果たした後もチームを最上位カテゴリーに残留させるなど、まずまずの成果を上げてきた。
しかし、FC東京では単なる残留以上の結果が求められる。昨シーズンにチームの主力の一人としてプレーしたMF荒木遼太郎が鹿島アントラーズへ復帰し、ストライカーのディエゴ・オリヴェイラが引退したことで、攻撃陣はやや戦力が落ちる可能性がある。一方で、守備陣は堅実さを見せるかもしれないが、選手層の厚さには不安が残るだろう。
もし新加入の点取り屋、マルセロ・ヒアンが、古巣のサガン鳥栖で見せたような活躍を再現できれば、チームのさらなる飛躍も期待できるはずだ。J2降格争いの渦に巻き込まれることはなく、彼らにとっては中位辺りが落ち着くシーズンになると予想している。