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冨永虹七がミドルシュートを突き刺す
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のリーグステージ第8節、上海申花とヴィッセル神戸の一戦が18日に行われた。試合はアウェイのヴィッセルが2-4で敗れた。それでもこの試合で最前線で存在感を放っていたFW冨永虹七が決めたゴールは、見事な一発だった。
ヴィッセルは2分にCKから失点すると、7分にはGKオビ・パウエル・オビンナが不用意な飛び出しから相手FWを倒してしまい一発退場。その後、数的不利な状況で戦ったアウェイチームは、気持ちを切らさずに戦っていたものの、85分の段階で0-4に。
ポジティブな要素のないまま試合は終わるかに思われたが、冨永が魅せる。この試合で頻度は多くはなかったが、前線で上手くボールを収めるシーンが目立っていた20歳のアタッカーは、ボックス外中央で齊藤未月からの縦パスを巧みにトラップ。そこからスムーズな動きで右足から振り抜かれたボールは、ゴール右隅に吸い込まれた。敗戦は決定的な苦しい状況だったが、見事に結果を出した。
冨永のゴールで息を吹き返したヴィッセルは、後半アディショナルタイムには、井出遥也にもゴールが生まれ、2点差に詰め寄った。反撃はここまでとなったが、ヴィッセルは最後に意地を見せた。