4位:金子拓郎(かねこ・たくろう)
生年月日:1997年7月30日(27歳)
所属クラブ:浦和レッズ
市場価値:170万ユーロ(約2億7200万円)
24/25リーグ成績:16試合1ゴール0アシスト(コルトレイク/ベルギー)
今オフの移籍市場では、海外でプレーしていた選手のJリーグ復帰がトレンドだった。ベルギーで戦っていた金子拓郎も、J再挑戦を決めた選手の一人である。
現在27歳の金子は、前橋育英高校、日本体育大学を経て2020年に北海道コンサドーレ札幌へ正式加入した。特別指定選手としてすでにプレーしていたとはいえ、金子はすぐに札幌のサッカーにフィット。2020シーズンはリーグ戦31試合に出場し4ゴール1アシスト、翌2021シーズンは38試合で7ゴール2アシストと目覚ましい活躍を残している。
そんなアタッカーは、2023シーズンにリーグ戦21試合に出場し8ゴール4アシストとブレイク。これが世界に見つかり、夏の移籍市場でディナモ・ザグレブ(クロアチア)に期限付き移籍した。
ザグレブでは公式戦41試合に出場し、リーグ戦とカップ戦の2冠に貢献。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選やカンファレンスリーグ(ECL)など欧州トップレベルの舞台を経験している。その後、金子はコルトレイク(ベルギー)への完全移籍を経て、今オフに浦和レッズに加入した。
金子の長所は、縦に仕掛けることができる点だ。Jリーグのウインガーとしてはトップクラスの突破力とチャンスメイク力を備えており、逆足である右足の精度も高い。同じく今オフに加入したマテウス・サヴィオとともにリーグ屈指のサイド攻撃を見せてくれるはずだ。
その市場価値は、現在170万ユーロ(約2億7200万円)となっている。一時は200万ユーロ(約3億2000万ユーロ)の大台に乗っていたが、昨年12月のアップデートで30万ユーロダウンになってしまった。今季は捲土重来を期す浦和で、失った市場価値以上のパフォーマンスに期待したい。