8位:荒木隼人(あらき・はやと)
生年月日:1996年8月7日(28歳)
所属クラブ:サンフレッチェ広島
市場価値:140万ユーロ(約2億2400万円)
2024リーグ成績:27試合3ゴール0アシスト
市場価値ランキング8位には荒木隼人が名を連ねた。サンフレッチェ広島で戦う荒木の市場価値は140万ユーロ(約2億2400万円)であり、ディフェンダーとしては日本人選手全体で2番目に高い評価額となった。
現在28歳の荒木は、広島の下部組織出身。関西大学を経て2019年にトップチームに加入した。在籍6年目となる昨季はリーグ戦27試合に出場。佐々木翔、塩谷司とともにリーグ最強クラスの3バックを構成し、中央のセンターバックとしてチームの守備を統率した。その活躍が評価され、昨季のJリーグ優秀選手の1人に選ばれている。
その魅力は、やはりずば抜けた空中戦の強さだろう。身長186cmと恵まれた体格を持つ荒木はゴール前での競り合いに滅法強い。データサイト『SofaScore』によると、昨季リーグ戦における空中戦勝率は68%と7割近い数字を叩き出している。屈強な助っ人外国人選手とのエアバトルでも確実に制空権を握ることができる選手だ。
リーグ開幕前に行われた『FUJIFILM SUPER CUP 2025』(ヴィッセル神戸と対戦)でも、その長所はいかんなく発揮された。1-0で迎えた70分、菅大輝からのコーナーキックに反応してダイナミックなジャンピングヘッドでチームの2点目を記録。チームのシーズン初タイトル獲得に大きく貢献し、完璧なスタートダッシュに成功している。
昨季は神戸、FC町田ゼルビアと熾烈なリーグ優勝争いを展開したものの、過密日程に苦しめられ最終的にシャーレは掲げられず。今季はこの勢いを維持したまま今季は最後まで駆け抜けることができるだろうか。