1位：川辺駿（かわべ・はやお）

生年月日：1995年9月8日（29歳）
所属クラブ：サンフレッチェ広島
市場価値：400万ユーロ（約6億4000万円）
2024リーグ成績：13試合0ゴール1アシスト

　市場価値ランキング1位に輝いたのは、MF川辺駿だ。サンフレッチェ広島でプレーするミッドフィルダーの評価額は400万ユーロ（約6億4000万円）となっている。

　現在29歳の川辺は生粋の広島人だ。広島県で生まれ、広島の下部組織育ちである。2014年にトップチームへ正式昇格を果たすと、2015シーズンから2017シーズンまでの3季を期限付き移籍先のジュビロ磐田で過ごした。2018年に満を持して保有元である広島に復帰している。

　復帰後の広島では、2019シーズンから本格的に主力として活躍するように。同シーズンは不動のボランチとしてリーグ戦全34試合に出場。翌2020シーズンは背番号8を着用し、2年連続でリーグ戦全試合に出場した。

　その後、名実ともに広島の中心選手となった川辺は、2021年にスイスのグラスホッパーにステップアップ。スイス、ベルギーでのプレーを経て、昨年夏に古巣復帰を果たした。

　夏からの参戦となった昨季は、残りのリーグ戦13試合全てに先発出場。川辺が所属していた当時からはスタイルが変化している広島のサッカーにすぐに適応し、これまでも見せてきた持ち味に加えて欧州で磨いたフィジカルの強さも披露した。後半戦のチームの戦いにおいて、欠かせない選手の1人だったと言えるだろう。

　今季からは、昨季限りでスパイクを脱いだ青山敏弘の背番号6を継承する。新時代の「バンディエラ」として、川辺は今季こそ広島を栄冠に導けるか。

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