6位:ジェフユナイテッド千葉
戦力評価:B
2024順位:7位
監督:小林慶行
2024シーズンのジェフユナイテッド千葉は、リーグ2位の得点力を誇ったが、失点数は12位。J2を7位で終え、J1昇格プレーオフ進出を逃した。攻撃力の維持と守備の改善が昇格へのカギとなる。
前線には、ロアッソ熊本で昨シーズン10得点を挙げた石川大地を迎え、185cmのブラジル人FWデリキを獲得。横山暁之や林誠道といった既存戦力も期待できる。昨シーズンのJ2得点王・小森飛絢が抜けた穴(シント=トロイデンに移籍)は大きいものの、攻撃陣の破壊力はJ2屈指だ。
中盤に大きな変更はなく、品田愛斗がアンカーを務め、エドゥアルドが攻撃的な役割を担う。昨シーズン後半戦にブレイクし、J2で5得点9アシストを記録した田中和樹はさらなる成長が期待される。
特別指定選手として昨シーズンすでにデビューしている岩井琢朗も期待の大卒ルーキーで、個の力で打開できるアタッカーとして攻撃に変化を加える存在となりそうだ。
最終ラインでは、佐々木翔悟の移籍は痛手だが、全体的には強化された印象がある。古巣復帰となった鳥海晃司は開幕戦から先発し、ブラウブリッツ秋田からは河野貴志が加入。昨シーズン、負傷で長期離脱を強いられた鈴木大輔、プロ2年目の久保庭良太、サイドバックもこなせる松田陸と、守備の人材は豊富だ。
GKは、藤田和輝が期限付き移籍元のアルビレックス新潟へ復帰したが、V・ファーレン長崎から若原智哉を獲得。しかし、若原が1月に右膝外側半月板損傷の重傷を負い、約5カ月の戦線離脱となったため、徳島ヴォルティスとの契約が満了したホセ・スアレスと契約。緊急事態にも迅速に対応した。