8位:サガン鳥栖
戦力評価:B
2024順位:20位(J1)
監督:小菊昭雄
2024シーズンのJ1で最下位となり、J2で戦うことになったサガン鳥栖は、多くの主力が流出。小菊昭雄新監督の下、いかに早くチームのスタイルを確立できるかが重要となる。
前線は、昨シーズンのリーグ戦で14得点を挙げたマルセロ・ヒアンがFC東京へ期限付き移籍。それでも、ブラジル人FWジョーや、セレッソ大阪から世代別代表経験のある山田寛人が加入した。
さらに、下部組織出身で2種登録選手としてトップチームで得点を挙げている鈴木大馳、4年ぶりに復帰した酒井宣福のフィジカルの強さにも期待がかかる。FWの組み合わせ次第で、チームの形も変わりそうだ。
中盤では、西矢健人が相手の攻撃の芽を摘み、新加入の櫻井辰徳がアップダウンを繰り返し攻撃に絡むことが予想される。トップ下は、昨年5月に負傷した本田風智が復帰すれば大きな戦力となるが、現状ではヴィキンタス・スリヴカや堀米勇輝に期待がかかる。
鳥栖の攻撃はサイドが鍵を握り、特に水戸ホーリーホックから加入した新井晴樹は、1人で相手の守備をこじ開けることができるタイプとして注目される。
最終ラインは、主将を務める今津佑太を軸に、新加入の森下怜哉、上原牧人が加わった。前線に比べるとやや手薄な印象だが、開幕戦で先発した21歳の安藤寿岐や、レノファ山口FCで経験を積んで復帰した平瀬大など、伸びしろのある若手が多く、シーズンを通じた成長も期待される。