9位:徳島ヴォルティス
戦力評価:B
2024順位:8位
監督:増田功作
2024シーズンの徳島ヴォルティスは、序盤で苦しみ、第10節終了時点で最下位と低迷。3月31日に吉田達磨監督を解任した。その後、増田功作監督のもとで立て直し、8位でフィニッシュ。新シーズンは、増田監督のもとでJ1昇格を目指す。
最終ラインは、森昂大がアルビレックス新潟に移籍したものの、青木駿人、カイケ、内田航平ら昨シーズンの戦力が残留。さらに、水戸ホーリーホックから若手の山田奈央、ジェフユナイテッド千葉からベテランの山越康平が加わり、センターバックの層が厚くなった。
攻撃の起点となる児玉駿斗は、昨シーズンのJ2で30試合に出た中盤の要だ。開幕戦でコンビを組んだ鹿沼直生は昨年夏の加入でリーグ戦12試合出場で4得点を記録した。さらに、名古屋グランパスから加入した重廣卓也もボックス・トゥ・ボックス型のMFで攻撃関与にも期待できる。
昨シーズンのリーグ戦で7得点を記録したブラウンノア堅信がファジアーノ岡山に移籍した前線は、杉本太郎と渡大生の既存戦力がいるが、新戦力がフィットできるかがカギを握る。ブラジル人トリオのトニー・アンデルソン、ジョアン・ヴィクトル、ルーカス・バルセロスが加わり、彼らの適応がチームの浮沈を左右する。
守備は2024シーズンに得た自信をベースにある程度計算が立つ。ここに攻撃がかみ合えば、2021シーズン以来のJ1復帰も十分に狙える。