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Jリーグ 4日前

「課題もまだ多い」サンフレッチェ広島、中村草太が感じるスタメン組との差。「結果以外のところ、例えば…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

自身の課題を分析。「結果以外のところ、例えば…」

「少しずつ結果が出ているなかで自信もついていますけど、課題もまだ多いし、出場時間もまだまだ短い。結果以外のところ、例えばドリブルを含めたプレーの精度や状況判断のところで、スタメン組と差があると感じている。もっと多くのチャンスをもらえるように、もっともっと頑張らないといけない」

 群馬県の強豪で、今年の全国高校サッカー選手権を制した前橋育英高校から明治大学に進んだ中村は、3年時の関東大学サッカーリーグで得点王とアシスト王を同時に獲得。史上初の快挙を達成した身長168cm体重64kgの韋駄天ストライカーを卒業後に迎え入れようと、複数のJクラブが動いた。

 そのなかには広島も含まれ、昨年1月には宮崎県内で行われたキャンプに参加。大分トリニータとの練習試合でいきなりゴールを決めた逸材に惚れ込んだミヒャエル・スキッベ監督は、当時をこう振り返る。

「すぐにウチのサッカーに慣れるだけでなく、さらに自分の才能も出せる強みがあった」

 広島入りが発表されたのは昨年5月下旬。それでも、中村自身は早い段階で心を決めていたようだ。

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