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冨安健洋、一時はワールドクラスと評価されていたが…

　アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋が、長期にわたる怪我の問題を解決するために2度目の膝の手術を検討している。この状況を踏まえると、アーセナルが同選手の契約延長オプションを行使する可能性は低いと、英メディア『スポーツモール』を通じてチャールズ・ワッツ記者が見解を示した。

　冨安は今季開幕前に膝を痛めてプレシーズンマッチを欠場。その後は長期離脱を経て、昨年10月4日に行われたプレミアリーグ第7節のサウサンプトン戦でベンチ入りし、84分に途中出場を果たしていた。しかし、膝の怪我が再発したことで再び離脱している。アーセナルとの契約は2026年6月まで残っており、1年間の契約延長オプションも付帯しているが、それが行使されるかどうか微妙な状況となっていた。

　そんな中、ワッツ記者は「もし、アーセナルがそのオプションを受け入れたとしたら非常に驚くだろう。なぜ、受け入れると思うのか？我々全員が冨安を好きだし、アーセナルも皆彼を好きだ。しかし、ビジネスの観点から見ると、その選択肢を取るというのはかなり狂っているように思える。彼を健康にし、準備させ、来シーズンに彼から何かを引き出せるかどうかを見極めることに焦点を絞る必要があると思う。チームは彼の膝の問題を治すことができていない。彼は再び手術を受けなければならないかもしれない。もしそうなれば、今シーズン再び彼の姿を見ることは不可能だ。それでもチームは夏に彼を売却するつもりはない。なぜなら、彼が1シーズンもまともにプレーしていないのに、誰が彼を買いたいと思うだろうか？我々にできるのは、彼がこの問題を解決し、夏かプレシーズンに復帰し、契約最終年でもアーセナルに何か貢献できることを願うことだけだ」と語り、契約満了に伴うフリー移籍もあり得るとの見解を示した。