日本は「簡単にクロス上げるだけ…」
――前半が1-2で終わりました。振り返ってみて、どうでしたか?
「あまり良くなかったですね。守備は堅くなく、攻撃の連係とチャンス作りは機能しませんでした」
――後半が始まりました。齋藤と土屋が下がり、神田奏真と石井久継が入りました。システムは4バックになったようです。
「少し前に人数をかけてきたかな。石井は初戦でいいプレーをたくさんしていたので、期待したいです」
――神田にはどのような動きを期待しますか?
「道脇をサポートしながら、シリアのディフェンスラインを崩して、チャンスメイクして欲しいですね」
――タイのように簡単にはディフェンスラインの裏を取れませんね。
「そうですね。全く裏を取れませんね。シリアの守備組織は本当によいです」
――シリアの選手が、倒れ込みながら頭でボールをクリアしていました。
「あのジョン・テリーの、魂のシュートブロックのシーンをほんの少し思い出しました(笑)」※2010年南アフリカワールドカップ、イングランド対スロベニアの試合において、ジョン・テリーは相手のシュートに対し身体を投げ出して頭でのブロックを試みた
――テリーといえばあのシーンですよね!
「そうですよね!」
――日本はシリアの10人の守備を崩すのが厳しいですね。
「日本は突破できなさそうですし、カウンターが少し心配です」
――また嫌な位置でFKを与えてしまいました。
「攻める時も効果的な攻撃じゃなくて、簡単にクロス上げるだけですね」
――ファール数はシリアの7に対して、日本が14です。
「残り20分でシリアが勝っているのに値する数字だと思います」