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フォーカス 4日前

もしいたら…。サッカーU-20日本代表に呼びたかった逸材6人。実力十分でも選外となった“ロス五輪世代”の男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:平賀大空(ひらが・そら)

平賀大空
【写真:Getty Images】

生年月日:2005年3月2日
所属クラブ:京都サンガF.C.
2024リーグ戦成績:24試合1得点1アシスト

 まだ19歳ながらJリーグで結果を出している平賀大空が選外となった事実からも、現在のU-20日本代表の層の厚さが見て取れる。類まれなプレービジョンを持つ京都サンガF.C.ユース出身アタッカーは、今回の落選に気を落とすことなく新たな目標に向けて突き進んでいくはずだ。

 平賀は、京都ユース時代から主将という責任ある立場を経験してきた。そのためか、トップチームでも良い意味で若さを感じさせない堂々としたプレーを披露。2024シーズンはJ1リーグで24試合1得点1アシストをマークして、チームに欠かせない存在となった。

 日本代表の各アンダー世代におけるステップアップも順調だ。2023年にU-18日本代表へ選出されると、2024年はヨルダン遠征(3月)、モーリスレベロトーナメント(6月)、AFC U20アジアカップ2025予選(9月)、メキシコ遠征(11月)と、通年でU-19日本代表に招集され続けた。

 それだけに、U20アジアカップ本戦メンバーから漏れたのは予想外の出来事と言える。京都の“後輩”喜多壱也がメンバー入りしただけに、本人も思うところがあるだろう。対人能力に優れた平賀が選ばれていれば、U-20日本代表の“個”の突破力がより凄みを増していたのは間違いない。

 今の平賀にとって大事なのは、所属クラブの京都で昨季以上の活躍を披露すること。誰もが認めざるを得ないような成績を残せば、その先にロサンゼルス五輪(ロサンゼルスオリンピック)やA代表入りの道が拓けてくる。“ロス五輪世代”の平賀にとって、今回の落選はこれから紡いでいくサクセスストーリーの中の「ただの通過点」に過ぎないのかもしれない。

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