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フォーカス 4日前

もしいたら…。サッカーU-20日本代表に呼びたかった逸材6人。実力十分でも選外となった“ロス五輪世代”の男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:本間ジャスティン(ほんま・ジャスティン)

本間ジャスティン
【写真:Getty Images】

生年月日:2005年8月26日
所属クラブ:松本山雅FC
2024リーグ戦成績:0試合0得点0アシスト(ヴィッセル神戸)
2024リーグ戦成績:0試合0得点0アシスト(横浜F・マリノス)

 ヴィッセル神戸ユース出身の本間ジャスティンは、走力と対人プレーの強さが売りの“超攻撃的サイドバック(SB)”だ。AFC U20アジアカップ2025を戦うU-20日本代表のメンバーからは外れてしまったものの、今後の伸び代に疑いの余地はない。

 現在19歳の本間は、日本代表の各アンダー世代でも大きな注目を集めてきた逸材の1人だ。2024年9月にはU20アジアカップ予選に臨むU-19日本代表のメンバーに選出され、全3試合に出場。タイミングの良い攻撃参加と爆発的なスピードを武器に存在感を見せつけ、2勝1分けで本大会出場を決めたチームに貢献した。

 また、2024年は本間にとってA代表進出の足掛かりにもなり得る年でもあった。AFCアジアカップ2023出場中の日本代表にトレーニングパートナーとして帯同すると、“先輩”たちのハイレベルなプレーを肌で実感。同じディフェンダーの冨安健洋や菅原由勢、毎熊晟矢らから多くのものを学び取った。

 代表活動では得るものが多かった一方、所属クラブでは試合に絡めない日々が続いた。2024シーズンは保有元の神戸、期限付き移籍先の横浜F・マリノスでリーグ戦出場なし。どちらも戦力が充実しているビッグクラブであるが、指揮官から声が掛からなかったという事実は本人が一番重く受け止めているだろう。

 その影響なのか、2025シーズンは松本山雅FCへの期限付き移籍を決断。明治安田J3リーグで少しでも多くの試合に出場し、進化速度を高めていく狙いが見て取れる。実戦の中での経験の積み重ねこそが、本間をロサンゼルス五輪(ロサンゼルスオリンピック)、その先のA代表に導いてくれるはずだ。

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