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もしいたら…。サッカーU-20日本代表に呼びたかった逸材6人。実力十分でも選外となった“ロス五輪世代”の男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:徳田誉(とくだ・ほまれ)

徳田誉
【写真:Getty Images】

生年月日:2007年2月18日
所属クラブ:鹿島アントラーズ
2024リーグ戦成績:12試合1得点0アシスト

 AFC U20アジアカップ2025を戦うU-20日本代表には、MF布施克真(日本大学藤沢高校)、FW高岡伶颯(日章学園高校)という2人の高校生が名を連ねている。

 一方、多くのサッカー関係者が注目する17歳の徳田誉(鹿島学園高校)は惜しくも選外に。もしも186cmの長身ストライカーが選ばれていれば、U-20日本代表の前線は圧倒的な高さと強さで対戦相手を蹂躙していたかもしれない。

 名門・鹿島アントラーズユースで育成を受けた徳田は、2023年8月にトップチームへ2種登録。2024年6月16日の明治安田J1リーグ第18節・アルビレックス新潟戦で途中出場してJ1リーグ戦デビューを果たすと、同年9月14日の第30節・サンフレッチェ広島戦では劇的な同点弾をマークしてクラブのJ1最年少ゴール記録を更新した(17歳6カ月27日)。

 J1リーグ全体でも森本貴幸(15歳11カ月28日)、久保建英(17歳2カ月22日)に次ぐ3番目に若い記録であり、徳田がいかに特別な存在であるかが分かるだろう。

 徳田のプレーからは、ゴールを決めるビジョンが常に頭の中にあるような印象を受ける。恵まれた体格を活かして相手守備者をブロックしつつ、スムーズにシュートまでの動作をこなす様は、スウェーデン代表や欧州列強クラブで“キング”の座に君臨したズラタン・イブラヒモヴィッチを彷彿とさせる。

 2月15日に行われたJ1リーグ第1節の湘南ベルマーレ戦で、徳田は73分から途中出場。17歳としては元日本代表の内田篤人以来となる開幕戦出場を記録した。今年3月に卒業式を控える“現役高校生”は、天井知らずとも言える進化の余地を残している。

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