サッカーU-20日本代表 最新ニュース
サッカーU-20日本代表は、AFC U-20アジアカップ中国2025に臨んでいる。当然ながら、これからの日本サッカー界を背負っていくであろう逸材たちが揃うが、十分な実力を有しながら選外となった選手もいる。今回は、惜しくもU-20日本代表に選ばれなかったものの、メンバー入りしてもおかしくなかった6人の選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
MF:名和田我空(なわた・がく)
【写真:Getty Images】
生年月日:2006年7月29日
所属クラブ:ガンバ大阪
2024リーグ戦成績:該当なし
AFC U20アジアカップ2025に臨むU-20日本代表メンバーが発表された時、名和田我空の名前がリストに載っていないことに驚きを覚えた人もいたのではないだろうか。2025シーズンにガンバ大阪へと加入する18歳の“黄金ルーキー”は、天井知らずの才能を備えた超・有望株。招集されていれば、間違いなくU-20日本代表の大きな力となっていたはずだ。
神村学園高校で絶対的な主力を張っていた名和田は、高いパス精度と抜群のシュート技術でチームの攻撃をけん引。同校のエースナンバーである背番号「14」を背負い、3年時にはキャプテンとしてチームメイトをまとめあげた。名和田の存在感は高校サッカー界にとどまらず、世界の舞台でも発揮されることになる。
U-17日本代表のエースとして臨んだAFC U17アジアカップ2023では、大会MVPと得点王をダブル受賞。決勝戦ではU-17韓国代表から2ゴールを奪い、チームの優勝に大きく貢献した。その活躍ぶりは、イギリス紙『ガーディアン』から「2006年生まれの最高のサッカー選手60人」の1人に選ばれたほどだった(2023年10月11日掲載)。
2月14日に行われた明治安田J1リーグ開幕戦のセレッソ大阪戦、ピッチ上には先発組に名を連ねる名和田の姿があった。G大阪は“大阪ダービー”で2-5と大敗を喫したものの、背番号「38」の若武者は積極果敢にゴールを狙い、65分に交代するまで堂々たるプレーを見せた。
世代屈指のアタッカーは“ロス五輪世代”の中でも頭一つ抜けた存在となる――。J1開幕戦という大舞台に立った名和田は、サッカーファンにそう確信させるような空気感を纏っていた。