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もう“弟分”ではない。浦和レッズを守った関根貴大の声。90分間崩れない集団になるために「今の自分なら…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグの第1節、ヴィッセル神戸対浦和レッズは0-0の引き分けに終わった。王者相手に価値ある勝ち点1を獲得した浦和だが、この日はVARでゴールが取り消しになる不運もあった。そんな中、チームが集中を切らさず戦い抜くことができたのには新キャプテン、関根貴大の大きな仕事があった。(取材・文:河治良幸)

「かなり勝利に近い試合だった」

関根貴大
【写真:Getty Images】

 浦和レッズは2025シーズンの開幕戦、リーグ二連覇中のヴィッセル神戸を相手に、アウェイでスコアレスドロー。前半のビッグチャンスや、後半にセットプレーからのゴールがVARの確認(松本泰志のハンド)で取り消しになった不運を考えても、十分に勝ち点3を持ち帰れる試合内容だった。

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 マチェイ・スコルジャ監督も「かなり勝利に近い試合だったと思うので、完全に満足はしていません」と語った。

 神戸のロングボールやセットプレーに対する守備のリスクを考えて、ベンチに新加入の長倉幹樹や個人で違いを作り出せる中島翔哉、展開力に優れるサミュエル・グスタフソンといった攻撃的なカードを残したまま、交代枠を使い切らずクローズしたあたり、神戸を相手にアウェイで勝ち点1を掴み取る価値、同時に優勝候補の神戸に勝ち点3を与えない価値を重視したといえる。

 この試合で、チームキャプテンに就任して初めて公式戦のピッチに立った関根貴大も「交代のタイミングも含めて、そこは監督も我慢しながらやったのかなと。バランスを崩しすぎず、勝ち点3を奪いに行きたいけど、その葛藤は多分あったと思う」と振り返る。

 実際、そうした難しさはピッチの中で戦いながらも感じていたという。そんな中で、キャプテンの関根は右サイドバックで奮闘しながら、キャプテンとしてチームがまとまって90分戦い抜くために働きかけた。

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