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早くも嫌気? 一瞬でサウジを去った大物6人。構想外や環境に適応できず。退団した理由はさまざま

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ジョーダン・ヘンダーソン(元イングランド代表)

ジョーダン・ヘンダーソン
【写真:Getty Images】

生年月日:1990年6月17日
在籍時期:2023年7月~2024年1月

 
 長きにわたってリバプールで主将を務めたジョーダン・ヘンダーソンは、同クラブ退団後の立ち振る舞いで度々物議を醸している。

 2022/23シーズン終了後にヘンダーソンは、新たな活躍の場にアル・イテファクを選択。リバプール時代の同僚であるスティーブン・ジェラード監督やジョルジニオ・ワイナルドゥムと再会を果たした。

 しかし、この移籍が世界中から大バッシングの対象となった。彼はイングランド代表を通して「LGBTQIA+」を支援する活動を支持していたことで有名だったが、同性愛が法律で禁止されているサウジアラビアへの移籍はこれまでの活動と矛盾しているとして、多くの批判を集めた。

 ジェラード監督からの高い信頼もあり、アル・イテファクでは加入直後から主将を務めたが、サウジアラビアの生活環境に適応できなかったそうだ。わずか半年で移籍を志願すると、2024年1月にフリートランスファーでアヤックスに移籍した。

 同クラブでも卓越したキャプテンシーが評価されて主将を務めているが、迎えた今年1月の移籍市場でモナコへの移籍が噂されると再び批判の対象に。UEFAヨーロッパリーグ(EL)ガラタサライ戦でキャプテンマークを巻かずに先発出場すると、クラブOBのヴェスレイ・スナイデルに「多くの憶測を呼んで不安を作り出している」と苦言を呈された。

 結果的に残留を決断し、憶測を呼んだ報道に対して“失礼な嘘”と自ら反論。「多くのことが文脈を無視して取り上げられていた」と主張した。

 こうした主張があった後もオランダ人記者ヴァレンティン・ドリーセン氏が『De Telegraaf』のコラムで痛烈に批判をするなど、多くの支持を集めていたリバプール時代とは対照的に彼の立ち振る舞いが疑問視される機会が増えている。

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