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現在サウジアラビアにはクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、カリム・ベンゼマやサディオ・マネら数々のスター選手がプレーしている。今冬にもアストン・ヴィラからジョン・デュランが移籍するなど、欧州からの中東挑戦が絶えない中で、短期間で欧州復帰を決断した選手もいる。今回は、2年以内に同国を去った選手を厳選して紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
FW:ネイマール(ブラジル代表)
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【写真:Getty Images】
生年月日:1992年2月5日
在籍時期:2023年8月~2025年1月
世界を代表するスター選手の1人であるネイマールは、サウジアラビアで公式戦7試合にしか出場することができなかった。
バルセロナを経て2017年夏に加入したパリ・サンジェルマンでは、173試合で118得点77アシストを記録するなど、試合に“出場すれば“高い確率でゴールに関与した。しかし、内転筋と足首をはじめ、あらゆる箇所に問題を抱えていたことから何度も離脱を繰り返し、稼働率は年間の半分弱に留まっていた。
この負傷癖は2023年夏に9000万ユーロ(約144億円)の移籍金で加入したアル・ヒラルでも改善されることはなかった。サウジデビュー間もない10月の代表活動中に左膝の前十字靱帯断裂と半月板損傷の大怪我を負うと、残りのシーズンを欠場。翌年10月に復帰したが、2試合でハムストリングを痛めてしまった。
度重なる怪我に見舞われたことでコンディションが上がらず、リーグ戦の登録メンバーからも外されて構想外に。2025年1月に環境を変えるべく、アル・ヒラルと契約解除をした後に自身が育ったサントスへ11年半ぶりの復帰を果たした。