2位:鹿島アントラーズ
総フォロワー数:670,559人
X:472,559人(4位)
Instagram:198,000人(3位)
“常勝軍団”の鹿島アントラーズは、その戦績と歴史に裏打ちされたファンダムを抱えている。ホームタウンの規模を考えると、東京や埼玉、神奈川のような大都市クラブと比べると異質だ。
鹿島アントラーズが拠点とする鹿行5市(鹿嶋市、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市)すべての街の人口をあわせても、約26万人という規模感である。総フォロワー数の半分にも満たず、クラブの影響力がホームタウンの外側にも波及していることが窺える。
物理的な距離を無効化できるデジタルマーケティングは極めて重要で、そういった企業努力の成果がフォロワー獲得に繋がっている。2021シーズンはXとインスタグラムでSNS投稿企画「#しかフォト」が行われ、2021NIKEユニフォーム(1st)を着用したファン・サポーターが各々の写真を投稿した。
クラブ創設30周年を迎えた同年は、9月13日〜12月31日の期間中にファン・サポーターから同クラブとの出会いやエピソード、遠征での思い出、現役選手やOBへのメッセージをSNSで募った。「#アントラーズ30周年」というハッシュタグのもと、年季の入った文章や歴史的なシーンを切り取った動画など多数の投稿が寄せられた。
今後もマーケティング面では様々な工夫が求められるだろうが、今のところSNSのフォロワー数は概して増加傾向にある。