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Jリーグ 6日前

「点を取る絵が見えない」鹿島アントラーズが抱えるストレス。開幕黒星で溢れ出た本音「オニさんはやり方を…」【コラム】

text by 元川悦子 photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグ第1節、湘南ベルマーレ対鹿島アントラーズが15日に行われた。9シーズンぶりの優勝へ、良いスタートを切りたい鹿島だったが、結局1点も奪えず敗戦。試合後にはエースの鈴木優磨が「相当フラストレーションが溜まった」と本音を漏らすなど、現時点でチームは大きな課題を向き合っている。(取材・文:元川悦子)

波乱続きのJ1開幕節。“常勝”鹿島アントラーズも…

鹿島アントラーズ指揮官・鬼木達監督
【写真:Getty Images】

 2025年のJリーグが開幕したが、2連覇中の王者・ヴィッセル神戸が浦和レッズ相手にドロー発進を強いられ、昨季4位のガンバ大阪が大阪ダービーで宿敵・セレッソ大阪に大量5失点の苦杯を喫するなど、波乱含みの展開になっている。

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 前評判の高かった名古屋グランパスや京都サンガF.C.も敗れ、逆に苦戦が予想されたJ1初昇格のファジアーノ岡山が初勝利を挙げるなど、今季のJ1は一筋縄ではいかなそうな雲行きだ。

 15日に敵地で湘南ベルマーレに挑んだ鹿島アントラーズも0−1という黒星スタートを余儀なくされた。国内7冠の名将・鬼木達監督を招聘し、ボールを保持しながら主導権を握る攻撃的スタイルに取り組み始めてから1か月半。宮崎キャンプや2月1日の水戸ホーリーホック戦では停滞感も垣間見えただけに、本番までにどれだけ修正できたかが注目された。

 鈴木優磨とレオ・セアラの2トップに右MF荒木遼太郎、左MF師岡柊生という2列目、柴崎岳と知念慶のボランチは戦前の予想通り。最終ラインも昨季をベースにした陣容だったが、右サイドバック(SB)だけは濃野公人ではなく、新加入の小池龍太が先発起用された。湘南の左サイドにスピードのある畑大雅がいて、システム的に2対1のミスマッチが起きやすいことから、守備力のある小池という判断だったのだろう。

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